T0030「ホテルで働いて休みの日にはゲームをしたい。休みの日にふらっと一人旅に行って自分の性格に合わせた働き方がしたい」
"限りある人生を丁寧に生きる" 津田
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自分の性格に合わせた生き方は必ずある
自分はコミュニケーションが苦手だから働くのは厳しそう
働いていく自信があまりない
私はそういった人とたくさんセッションをしてきました。
そう感じている人も多い中一つだけ言える確かなことがあります。
それは
どんな人にも必ず自分にあった生き方があるということです
自分が大切にしている価値観
本当に心のそこから好きなこと
自分らしく生きていく方法
それを知ることが自分の価値を知るということ
人と比べて自分は○○が苦手を見るのではなく
自分の好きなことで何ができるか
これを考えることに時間を注いでください
本当に自分が心から望むものや生活は人から言われるのではなく自分から言われなくてもやるようになるものです。
それをやっているうちにあなたは必ず自分の価値に気づくことができるでしょう。
自分の価値観にそっていきいきと生活しているあなたは周りから見ても輝いているでしょう。
あなた自身が輝くことが周囲を輝かせていきます。
あなたらしく人生を生き抜くことは本当に価値のあること
これを忘れないでもらえたら嬉しいです。
実践レポート
今回のセッションでは「やりたいことなどない」「自分は社会人になることはできない」とずっと話していたクライアントです。今やっていることが全く楽しくなくすべてのことにやる気がでない状態で日々を過ごしていました。そんなクライアントの例を紹介したいと思います。
T:津田
C:クライアント
学年:中学3年生
性別:女性
実施場所:学習塾
実施タイミング:自習中
ゆめを引き出す
T「将来どうしていこうか」
C「わたしは将来やりたいことなんて全くないしたぶん生きていけないと思う」
T「そうなの?じゃあどうしよっか」
C「どうしよう。人と話すのは苦手だし単調作業はできないし」
T「そっか。それは心配だね。今何をしているときが一番楽しい」
※好きなことを将来につなげていく
C「ゲームをしている時が一番楽しいかな」
T「好きなことあるね。例えばゲームに関わる仕事もあるよ」
C「パソコンとかは苦手だから無理だと思う。それにそこまでゲームに情熱を注げないと思う」
T「じゃあゲームをする時間をしっかりとつくれる仕事はどうかな」
※ライフスタイルから自分の仕事を考えさせていく
C「それができれば嬉しいけどそんな仕事ないと思う」
T「何か専門的な知識をしっかりとつけていけばそんなに難しいことではないよ。例えば○○ちゃんが得意なことは何があるかな」
※得意なことや自分の性格から仕事を考えさせていく
C「ん~夜遅くまで起きとくことができることくらい(笑ながら)」
T「なるほど。まえ夜なかなか寝ないって言ってたもんね。例えばホテルスタッフとかは夜勤もあるし○○ちゃんのペースで働きやすいかもよ」
C「夜勤いいかも。(少し表情がやわらかくなる)でも英語喋れないからな、、、それに接客できる気がしないな」
※いろいろ提案してみて反応があった部分を掘り下げていく
T「高級ホテルのイメージを持ちすぎると大変だと思うけど例えばそこまで高くないビジネスホテル何かをイメージしてみたらいいかも。接客も丁寧な接客は○○ちゃんの性格からしてもできると思うししっかりとマニュアルを抑えておけばいいと思うよ。ホテルスタッフの専門学校も多くあるからしっかりと知識をつけてやってみるのもいいと思うよ。」
C「そっか。それならいけるかもしれない」
T「例えば月々16万手取りで貰えれば実家暮らしだったら貯金もしやすいよ」
C「ずっと実家は嫌だな(笑いながら)誰にも邪魔されずにゲームをしたいし」
T「住むところはこだわるかな」
C「私は住むところは全くこだわらない。どんなところでもいける」
T「それならいくらでもあるよ2万から4万くらいでも単身ならいくらでもあるよ。それだったら食費3万に家賃3万、携帯代1万に電気代ガス代2万、趣味に1万円かけても6万くらい貯めていけるよ」
C「(表情が明るくなる)え、すごい。」
※その人が興味のある部分を見極めていく
T「それくらいはすぐだよ。試しにいろいろ求人を見てみようか。こっちに来てごらん」
(パソコンの前に連れて行き求人を見せる)
T「夜勤の方が給与も高くなるし午後10時~午後5時の時間とかもたくさんあるよ。それに例えば専門学校でも夜間の部の方が安くあるよ」
C「え、夜の方が給料高いし専門学校も安くなるとか最高だ。それだったら自分でもいけるかも。」
T「いいかもね。休みとかも年間これだけだよ」
C「え、100日以上あるんだ。かなり休めるんだ。そんな仕事だったらやってみたいかも」
T「100日はそんなに多い方じゃないけどね(笑いながら)でもこれくらいの休みの多さならいくらでもあるよ。専門学校だったらそこからのつながりもあるし就職を○○ちゃんお希望にあるところを探しやすいと思うよ。賞与があるところもたくさんあるし」
C「最高やん。(最初と比べると笑顔が増える)そんなにもらえるなら旅行とかも行ってみたい。友達と行くのもいいけど誰にも邪魔されずに一人旅とかにも行ってみたいかも。私はひとりの時間も好きだし楽しそう」
※本当に自分の興味のある部分であればどんどん自分から話をしだす。自分から多く話し始めることはその人にとって本音であることが多い
T「すごくいいね。もしそういった仕事をしながら貯金をしていけたら100点満点でいうとどれくらいになるかな」
※ゆめの点数化でスケーリングを行う
C「それはもう100点を超えるやろ」
T「すごいね。そんなになんだ」
C「自分は働くことはできないと思っていたけどこれなら最高。どうやったらなれるかな」
道筋を示す
T「高校をしっかりと卒業することが大切だね。専門学校であれば(調べながら)大体二年間で夜間であれば150万くらいだから高校で私立に行くと奨学金をもらわないと家にもよるけど大変かもね。高校で使うか、専門で使うかの違いだと思う」
C「それなら絶対高校は公立高校がいい」
T「そうだね。自分そっちがいいと思う。例えば○○の性格と今の成績からいくとここかな(昨年度の倍率と内申の基準を見せる)」
C「それなら理科と社会をもうすこしがんばればいけるかもしれない」
T「いいね。高校はしっかりと単位が取れるように頑張っていけば専門学校に進学はしやすくなるよ」
C「えーがんばろう。お母さんに相談してみようっと(そのあとどれだけ自分がゲームを好きであるかをひたすら話をされる)」
T「そんなに好きなんだね。ゆめが叶ったらまたたくさん話をしにきてね」
セッションを通して
今回のセッションを通して感じたことはやはり人は誰でも自分なりの価値観を持っておりその価値観と合う生活をイメージできたときに活力を見出すということです。
このクライアントは勉強が嫌でやらされる勉強をひたすら繰り返していたのですが初めて自分から勉強の話をしてきてくれました。
勉することと本当にやりたいことが彼女の中でつながったのかもしれません。
彼女がいつの日か自分の生活に価値を感じ、本当に自分らしく日々を送っていくことで毎日が楽しくて仕方がないという報告をしにくるのがとても楽しみです。
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