T0005「医師として開業することで家族の時間を大切にし、自分の子どもに進みたい道へ進んでもらえるような子育てをしていきたい」
"限りある人生を丁寧に生きる" 津田
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ゆめのかたちは職業ではない
ゆめと言われた時に真っ先に返ってくるのは「なりたい職業はまだ決まっていない」といった言葉です。
あなたはゆめと言われた時にどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
ほとんどの人が職業を思い浮かべるでしょう。
主婦の方で自分は夫や子どものサポート役だからゆめなんてという人もこれまでたくさんいました。
本当にそうなのでしょうか?
決してそうではありません。
ゆめは仕事だけではなく自分の生き方そのものなのです。
そう考えるとゆめはより身近になります。
このような職業になりたいというのは重要ではありません。「大切なのはその職業について、またその立場に立ってどのようなことをしていきたいか。」ということです。
そのことを知っているのと知らないのとではゆめへの捉え方がまったく変わってきます。
こんな生き方をしていきたいというものがない人は決していないでしょう。ゆめのちからでいうゆめとは「夢物語」ではなく限りなく現実的なものなのです。
「叶ったらうれしいもの」ではなく「自ら実現するもの」なのです。
実践レポート
今回のセッションでは将来医師になりたいというゆめをもち、実際に医学部でもトップの成績を取り続けている講師の事例を紹介していきます。
t:tsuda
c:cliant
クライアント情報
学年:医学部で塾講師をしている大学3年生
性別:男性
実施場所:学習塾
実施タイミング:授業と授業の空き時間
性格:非常に努力家で優しい性格。人に頼ることなく自分で解決の道をしっかりと探すことができる。自分から話しかけていくことはあまりしないが話かけていくといろいろ話を広げていくことができる。
100点満点のゆめを引き出す
t「○○先生将来どういう働き方をしていきたいの?」
c「まだどの科が自分に合うかわからないのでいろいろやってみたいと思っています」
t「そうだよね。どんな医者になっていきたいのかな?」
c「自分の患者さんに信頼される医師になりたいです」
t「○○先生らしいね。じゃあそういいった医師になれたら100点満点で何点くらいつくかな?」
c「難しいですね。だいたい50点くらいです」
※職業についたときの点数が低いクライアントはその職業に魅力を感じていない場合だけではない。職業につくことではなく、なってから何をしていきたいかまで考えていることが多い
t「なるほど。もっといろいろ考えていそうだね。信頼される医師って○○先生の中ではどんな医師なのかな?」
c「医師になってから様々な事例を実践や学会を通して勉強してあらゆる可能性を考えていける医師になりたいと思っています」
t「なるほど。じゃあ大病院で数を見ていくというやり方ではなさそうだね」
c「そうですね。しっかりと時間をかけて見ていきたいと思います。なので僕は開業をしていきたいと思っています」
t「すごくいいね。やっぱり今の生徒に対しての接し方からその思いが現れているのを感じるよ。その状態まできたら何点つくかな?」
c「80点くらいです」
t「なるほど。それ以上も考えているみたいだね。何を大切にしていきたいのかな?」
c「家族との時間を大切にしたいと思っています」
t「そうなんだね。どんな家庭を築いていきたいのかな?」
表情や仕草の変化からその人が重要視していることを読み取る
c「そうですね。(少し考えて)いろいろなところに子どもを連れて行ってあげたいと思います。美容師として父が独立して自分たちとの時間をとってくれたように自分もそういうふうにしてあげれたらと思っています」
※笑顔が増えてきたタイミングでいろいろ質問をしていく
t「そうだよね。(津田も父親とはよく話をするため知っている)お父さんの言葉で印象に残っているのが『中途半端な関わり方はしない自分は半端なく子育てに関わっていく』というものですごく自分もいいと思っているよ」
c「関わりすぎな時もありますけど。(嬉しそうに笑顔を浮かべる)」
t「じゃあ○○先生の理想のかたちはお父さんみたいな感じなのかな?」
c「そう言われてみるとそうですね」
t「おもしろいな。お父さんに聞かせてあげたいよ」
c「自分の子どもに自分の好きな道を進ませてあげるサポートの仕方を自分もしていきたいと思います。そしていろいろなところに連れて行ってあげたいと思っています。自分の友達は親が医者をしている人が多くてなかなか構ってもらえなかったということを聞いているので」
※大切にしている部分については質問をしなくても口数が多くなってくる
t「それはすごくいいね。なら開業は絶対にしていかないといけないね。その考え方大好きだな。それで何点くらいつくかな?」
c「満点にはならないです」
t「じゃあ満点はどのような状態かな?」
※必ず満点まで質問していく
c「続けることが大切だと思っています。おそらく60では引退はしないので最後の最後までしっかりと患者のことや家族のことを考えていけたら満点がつくかもしれません」
こちらの思いを伝えて今できることをよりレベルアップさせる
t「○○先生のそういった考え方すごくいいよね。自分は○○先生だったら実現してしまうと思う。すごくいい考え方だからそれを他の人に伝えていくという部分もあってもいいんじゃないかなと思うよ。○○先生だけがもっているゆめだともったいない気がする」
c「(心なし嬉しそうに)そうですかね?」
t「うん。今でもそうだけど生徒への考え方などすごく考えてくれていてたくさんのノウハウをもっているからそういったことを後輩に伝えていくのも大切だと思うよ。○○先生の力だったら絶対にこの先人を指導していくという場面はたくさん出てくると思う」
c「そうですよね」
t「だから自分を高めていく努力は十分今しているからその先を見ていってもいいんじゃないかなと思うよ」
c「ありがとうございます。いろいろ考えてみます」
t「いいね。○○先生の家族に負けないくらい自分も半端なく子育てに関わっていくから勝負しよっか」
c「(笑いながら)いいですね」
t「ありがとう。いろいろ今日は自分も面白い話が聞けて嬉しかったよ。」
セッションを通して
ゆめのかたちは本当に様々だということに改めて気付かされます。
たくさんの人が医者になるというゆめをおっていく中でその先をしっかりと見ているクライアントは当然のように医者になり開業までしていくことでしょう。
ぜひそういった人達が増え、家族を大切に働く人でいっぱいになって欲しいと思います。
ゆめを実現させて行く人とそうでない人の違いは本当に紙一重です。
自分の本当に実現させたいゆめにわくわくして行動をとるかそうでないかだけなのです。
ひとりでも多くの人がワクワクしながらゆめを実現することの楽しさに気付き、行動することで周りを輝かせる人になってくれたらと思っています。
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