たくさんの人に「教育を届ける」ことで最初の一歩を踏み出させてあげたい。オフラインで自分の体をいろんなところに届けることで様々な価値観や専門知識を広げていきたい。

たくさんの人に「教育を届ける」ことで最初の一歩を踏み出させてあげたい。オフラインで自分の体をいろんなところに届けることで様々な価値観や専門知識を広げていきたい。
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"限りある人生を丁寧に生きる" 津田

ゆめのちからの発案者として、日々、実践と研鑚に励んでいる。ゆめは「子どもの幸福度を世界一にすること」。丁寧な毎日を送ることを大切にしている。

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京都で医薬品の研究開発をされていらっしゃる櫻井さん。「教育を届ける」ということを軸に様々なチャレンジをされています。行動力と機転の効いたコメントでたくさんの方との交流をされている櫻井さんの「教育を届ける」とは一体どのようなことなのでしょうか。お話を伺わせていただきました。

最初の一歩の手助けをしていく

Q「教育を届けるとはどのようなことなのでしょうか?」

教育を届けるというのは学校の勉強ではないようなことを届けたいと思っています。例えば、チームの作り方、物事の考え方であったり、必要であれば技術的な事を届けたりだとか。

その人が欲しいものって結構バラバラじゃないですか。

それって自分で取りに行くことになると思うんです。その時の一歩を踏み出すことが難しいと思うんです。そういった人たちに一歩目を届けたいです。

その人の所に行って一歩目を届ける事が出来れば十分です。

そう思うようになったきっかけは転勤です。僕は3月まで神奈川に住んでいて会社の転勤で今は京都にいるんですけど当時77人のリーダーをしていたんです。リーダーの役割をある女性に譲る事になったのですが、その女性から「すごいですね」と言われてとても嬉しかった。

彼女には自分の思いが届いたのですが、同じ伝え方をしても伝えられる人と伝えられない人がいると考えたんです。

相手が欲しいと思った瞬間に相手の一番欲しいものを渡したい。相手が求めているものを見極めてピンポイントで渡していきたいとより強く思うようになりました。

やり方ではなくその人の視点で教育を届けていく

Q「櫻井さんの教育に対する考えはどのようなものがありますか?」

引き継ぎや教育で大切にしている原点は公文式にあります。僕は、大学生の時に公文式の先生をしていて、その時に指導してくれた先生が「やり方を教えるのは簡単だけどその子の視点に立って教えることが指導や教育なんだ」と言われたんです。大学生の頃はピンとこなかったのですが社会人になって初めて分かりました。マニュアルが大事だということは分かっていたのですが、そこにプラスアルファをのせていく事が大事だと思います。やり方と想いの両面を相手の視点から伝えていくことが教育の原点だと思っています。

やりたいことをすべて実現するために人に任せる

Q「今の櫻井さんの理想のゆめとはどのようなものでしょう?」

僕が実現したいゆめは二つあって

一つは「製薬会社で一番働かないけれども責任のある立場」に行きたいんです。どうしても責任のある立場になると、忙しくなって他の事が出来なくなってしまいます。その概念から外れたいんですよ。大切な事を決める事はするのですが、そこに全エネルギーを注ぎたくないんです。色んな事を伝えていってエッセンスが入っていけば僕がやる必要ないと思うんです。責任を取る立場にはなるのですが、実務や判断の瞬間には僕はいなくていいんです。

もともとは教えるという職業に就きたかったんですよ。ただいろんなきっかけで別の職業に就いたんです。だからそれを全部もったまま来てるんです。でもそこで共通する部分ってたくさんあるんです。自分がやるのは考え方の部分なんです。思いを伝えていく。

やりたい事がたくさんあるので時間が必要なんです。

もうひとつの教育を届けるというビジョンでいくと、「同じ場所にいない」ということです。僕はスタートの一歩目でいいんです。そこから先は相手がやっていく方がいいので、僕が伴走するよりもその人が走り抜けれるようにしたいです。僕は次の人の所へ行きたい。常にアンテナを張って動き続けたいんです。一般的に教育というと、先生などの教える人がいて、そこに生徒さんが集まります。でも僕は一対一で狙っていくというイメージです。

オンラインで文字で届けるだけではなくオフラインで自分の身体を届けていく。多分僕がやっていきたいのはコーチングに近いものなんだと思います。その人がその時欲しいものを届けていきたいと言う思いを持っています。

僕はダビンチに憧れています。一つを極めるだけではなくて色んなところで色んな事をやって形にしていく。いろんなところに興味を持つようなったというよりも、僕は小さい頃から興味があちこちに散っちゃう子でした。堀江さんの「多動力」を呼んだ時は衝撃を受けました。僕はいつも気が散りやすいと怒られていたのですが、今思うとそれが原点にもなっているのでまちがってなかったんじゃないかって思います。

とにかくいろいろなことをやってみたい

Q「いまやってみたいことはどのようなことがありますか?」

今チャレンジしたい事はプログラミングです。きっかけはサロンメンバーさんの美容室に行った時にまこなり社長をお薦めされたことです。生産性を追求していく方なのですが僕と対極の方の考え方を知りたいと思ったんです。その人の運営されている会社がプログラミングだったんです。それが縁でプログラミングもやってみたいと思っています。

オンラインに可能性を感じている部分もあります。そこにしかいない人に会いたいです。ブドウを育てている人ってなかなか町で知り合わないじゃないですか。普段は知り合う事ができない人に会っておきたいんです。オンラインの世界ではそんな素敵な人たちがいっぱいいると思うんです。そういった情報をオンラインで知って、自分の体を届けて話を聞いていく。こういったことをどんどんやっていきたいです。

月曜日から金曜日までは会社で仕事をして土日に何をしていくのかというのが僕の個性になるのかなと思っています。僕が関心のあるものや新しいものに触れるという選択をしていきたいと思ってたくさんの人に会っています。お惣菜屋さんや美容師さんなどオンラインサロンメンバーさんにどんどん会いに行っています。

石を投げることで広がる波紋を大切にしたい

Q「理想の状態を100点だとするとこれまで話した内容が実現したら何点くらいになりますか?」

ここまで話した内容が実現すると理想の50くらいだと思います。

実現したらもっと自由に動けるのかなと思っています。自由を手に入れた状態になったら僕が思っているよりも早い世界が来ると考えています。そこまでは時間をかけてもいいからひとつひとつ丁寧にフォローして一歩を踏み出していく状態です。

そこまで行くと出会って3分くらいでその人のサイクルを変えてしまうくらいだと思います。あいつ3分しかいなかったけど最初の一歩を踏み出させてるよと言われるような状態です。そこで僕が絶対にブレさせたくないというのは「身軽」でいることです。大きな組織をもつのではなく、旅人のような存在でいたいんです。あの人に会うと最初の一歩を踏み出すことができるんだけど「あの人誰なんですかね?」という状態です。そこまでいくと80点くらい付きます。

100点の状態は僕が波紋を広げていくという状態です。僕がきっかけで、その人がやりたいことを実現してそこから次の波紋を広げていく。

僕が投げた一個の石が波紋のように広がってどんどん大きくなっていくという状態が100点の状態ですね。

相手が自分のほしいものを与えてくれる

Q「大切にされている価値観をおしえてください」

わが家のでもあるのですが「自分が正しいと思わない」ことです。

自分が正しいと思うから衝突が起こるんです。相手がいつでも答えを持っている。正しいというよりも相手が自分のほしいものを持っているという考え方を大切にしています。

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