T0043「企画などを通して独立して一軒家を建てたい。剣道や自分のプライベートな時間を大切にできる経営者になりたい。」


"限りある人生を丁寧に生きる" 津田

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自分の価値観を知ることの大切さ
自分がどんな人なのかわからない
何をしたいのかを見失ってしまっている
日常になかなかやる気が出てこない
そういった子どもや大人に多く私は会ってきました。
本当にそういった人たちはやりたいことがないのでしょうか?
決してそうではありません
やる気になれない理由は単純です
我慢することに慣れすぎて自分の感覚が麻痺してしまい、やりたいことに対するセンサーが研ぎ澄まされていないからです。
やってもどうせできないというマインドブロックに行動を制限されてしまっていることも原因のひとつだと思います。
子どもたちを見ていてもセルフイメージを高めていくためには
本人の努力と周りの人の声かけや勇気付けが非常に大きいように感じています。
闇雲な努力よりも自分の本当にワクワクするゆめへの努力をしていくことを本質的に考えていかないといけないのです。
では自分のゆめを描くというのはどういうことかというと
自分のことを知ること
自分の価値観に合わせて人生を自分でコントロールすること
これらの人生の中でもっとも大切なことをせずに周りの人の価値観にあわせてがむしゃらに努力をし続けても成果を出したとしても心の平安は訪れないでしょう。
自分の人生を生きるために価値観を知り、そこに向けて今日一日を大切にしていくことでよりあなたの人生は輝きだすでしょう。
実践レポート
T:津田
C:クライエント
学年:高校2年生
性別:男子
場所:学習塾
ゆめを引き出す
T「将来何が一番やりたいかな?」
C「何も考えてない」
T「じゃあなんでもやっていいよと言われたら?お金もなにも、どんなゆめでも描いていいよと言われたら?」
C「ん~(しばらく沈黙)なんでもいい?じゃあ一軒家が欲しい」
T「それはなんでなの?」
C「今は団地だから一軒家に住んでみたい」
T「そうなんだね。庭付き?」
C「いや、庭はいい(笑いながら)」
T「いいね。ほかに何がしてみたい?」
C「会社とかの上の方になりたい」
※やりたいことの中にその人の価値観が含まれている
T「あ~なるほど。あんまり人に言われるというよりも自分でしたいの?」
C「あんまり人に言われてやるのはいやだ」
T「そうなんだなんでそう思うの?」
※その価値観を持つようになった背景を掘り下げていく
C「学校とかで言われるのがあんまり好きじゃないから」
T「なるほど。あんまり自分でやりたい感じなんだね」
C「うん。できれば大きい会社に入りたい。有名な」
T「なんで有名なところ?」
※お金や有名になるということに関してはそれをそこから何を得られるかを聞いていくことでその人が大切にしている価値観が見えてくる
C「ん~なんか泊つくし」
T「有名なところってイメージどういうこと?」
C「パナソニックとか」
T「有名なところにつくというのはなんでそれを考えている?」
C「人が多いから有名なところでは仕事がいっぱい入ってくるから」
T「結構忙しくなるのは構わない?」
C「暇が嫌」
T「そうなんだ。例えばどんな時がこれまでスケジュールが詰まってても楽しかった?」
※過去の経験から価値観を広げる
C「(しばらく考えて)修学旅行のとき。結構スケジュール詰まってるけど」
T「タイトな時でもしっかりとスケジュールが立てれていいんやね」
C「うん。そういう時は楽しい」
T「そんな価値観を持っていたんだね。それなら企画とかも面白いのかもね」
C「なるほど、そういったところから独立するのも面白いかも」
T「じゃああんまりルールが決まりすぎているのは嫌なんだね」
C「うん。学校とかは嫌だ」
T「なるほど。大きな会社とかだとルールとかマニュアルがしっかりとあるけどそれは大丈夫なの?」
C「あ~(しばらく考えて)初めて知る物なら大丈夫。なんかゲームとか攻略本通りに進むのは嫌。自分で進んでる方が早く攻略できることもあるから。ルール通りにやるのは嫌だ」
T「それは小さい頃から?」
C「なんか気付いた時からなってた」
T「なるほど。それなら起業を考えていくのもいいのかもね」
C「おもしろそう」
ゆめを百点まで引き上げる
T「じゃあ若いうちはイベントとかでもいいから何か自分で企画を立ち上げて独立して、一軒家を立てることができたら理想を100点だとしたら何点くらいつく?」
※点数化していくことでどれくらい大切なものであるかを見ていく
C「あ~85点くらいかも」
T「なるほど。意外と独立志向が高いのかもね」
C「確かに」
T「じゃあもっと点数を上げていこうと思ったらどうなったらいい?」
※必ず100点満点のゆめまであげるためにはどうなったらよいかを聞いていく
C「やっぱり剣道とか」
T「なるほどいいね。他にしたいことはある?」
C「自分の時間が欲しい。人の時間じゃなくて買い物とか。自分の物を買いに行ったり、友達と遊んだり」
T「なるほど。いいね。じゃあ独立して剣道をする時間や自分の時間もしっかりと確保して一軒家にすめたら何点くらいになる?」
C「(即答で)マックス」
※進路の話をしていく
T「そうか。すごくいいね。どうかな話をしてみて」
C「意外といろいろ考えてた。これまで何もやりたいことがなかったけど」
セッションを通して
今回のクライエントは自分のこれまでの生活を振り返りながら自分自身の価値観を見つけ出すことができました。普段自分で持っている価値観は他者と話をすることで無意識だったものが意識化されていきます。
自分にとって当たり前のことはなかなか気づくことができないものなのです。
きっとこのクライエントが自分は自分自身の人生を切り開いていくことができると思います。
将来このクライエントと「あの時こんな話をしたね」と盛り上がれることを今から心より楽しみにしています。
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津田先生、いつも勉強になります!