T0001「建築士になって両親に自分で設計した家をプレゼントしたい」
"限りある人生を丁寧に生きる" 津田
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ゆめの道筋を具体化することで輝きを増す
ここではゆめのちからセッションの実践レポートを書いていきながらそれを通してどのように夢と今の生活をつないでいくかを書いていきます。
ゆめはあるけど毎日が充実しないのはそのゆめと今がつながっていないことが原因です。自分の100点のゆめと今の日常がつながることでこれまでつらかったことに少しずつ変化が現れます。日々の努力がゆめにつながっていることを頭で理解するのではなく本当の意味で実感します。
これまで「ゆめに向けてがんばって努力していかないといけない」と思っていたことが「ゆめの実現に向かっていること楽しくて仕方ないからやっている」に変化します。このような変化はどんどん進化し続けます。続けていくことで人生が本当に楽しくなります。日々を大切にしたいという思いが強くなります。
ぜひみなさんにも自分の本当にやりたいことに向けて日々楽しく過ごしてもらえたらと思います。
セッションの内容
さて、先日のセッションの内容を紹介していきます。今回のセッションではこれまで漠然としていたゆめ具体性を増すことによってより輝き出しました。
以下は会話の一部になります。
t:tsuda
s:student
クライアント情報
学年:小学6年生
性別:男子
実施場所:教室内
実施時間:授業後の自習時間
性格等:学力は高いが普段はあまり勉強が好きではなく家ではなかなか勉強をしない。野球が大好きでやらないといけない場面ではしっかりと頑張る生徒。普段から野球などで疲れていることが多い。じっくり考えることが苦手と思い込んでいる。
ゆめを引き出し点数化する
t「将来のゆめはなに?」
s「できればプロ野球選手になりたい」
t「できれば?絶対になりたいというわけではないの?」
s「野球ばっかりになるのもちょっと」
t「そっかじゃあすごくうまくいけば野球選手になるのもいいなくらいなんだね。いいと思うよ。でもそれなら他の職業も考えていったほうがいいかもね」
s「建築士になりたい」
t「なるほど。じゃあ建築士になれたら100点満点で何点ぐらいつくかな?」
※ゆめについて点数をつけていく
s「50点くらい」
t「じゃあ建築士になってどんなことをしてみたいの?」
s「お母さんの家を設計して家を買ってあげたい」
ゆめを具体化する
t「すごいね。いつくらいに買ってあげたいのかな?」
※ゆめの内容をより具体的にイメージしやすくする
s「お父さんとお母さんが定年退職するまでには買ってあげたい」
t「すごくいいね。そしたらあと何年後だろ?」
s「今40ちょっとだから20年後。自分が33歳の時」
t「すぐきそうだね。どこに買ってあげたいの?」
s「うちの近くがいいかな。できれば京都で買いたい」
t「そうか。じゃあ建築士になって33の時に自分で設計した家を買ってあげることができたら何点くらいつくかな?」
s「90点くらい」
t「かなり高くなったね。じゃああとどんなことができたらいい?」
※100点満点になるまでしっかりと引き出していく
s「なにか大きいことしてみたい」
t「いいね。例えば京都駅をデザインするとかかな?」
s「いいね。まだ何をするかはわからないけど何か大きいものを任されてみたい」
t「できると思うよ。そこまでできたら何点つくかな?」
s「それができたら100点いくかな。」
t「100点来たね。じゃあ33までに家を買うなら頭金2000万はためないといけないね。22で社会人になるとしたら10年ちょいだね。」
※100点満点のゆめに向けて今につなげていく
s「けっこうがんばらないといけないな」
t「確かに、新卒で400万~500万だからかなりあげていかないといけないね」
ゆめと今をつなぐ
s「そっか。じゃあ有名にならないといけないな。やっぱ勉強しとかないといけないかな?」
t「そっちのほうがいい環境でできるとは思うよ。ただ、今の志望校一生懸命うかるレベルやったらちょっとしんどいかも。やっぱりそこでTOPとっていくくらいじゃないときついかもな」
※いまやらないといけないとにフォーカスするのではなく今できることを一緒に見つけていく
s「そっか。でもいけるかな?」
t「今のままだと難しいけど、家での勉強の仕方を変えていくと十分いけるよ。今の勉強の仕方でこれまでできてたんだからやり方次第でいくらでも変わるよ」
s「なるほどな。塾に来る日毎日にしようかな」
t「毎日だとしんどくなりすぎて続かないよ。もちろん受験前は毎日やらないといけない時期も来るけど続かないと意味がないよ。一日休む日はあったほうがいいよ」
s「それだったら、水曜以外は塾に来る」
t「OK。今日はゆめの話で来て良かった。一緒にがんばっていこう」
※ゆめの実現に向けて否定的なことは言わずにワクワクした状態で話を終わる
セッション0001を通して
これからの行動の変化にどのようなものが出てくるか楽しみです。何よりもこちらも聞いていてわくわくして応援したくなるようなゆめをもっていてうれしく思います。
このゆめをただのゆめで終わらせずしっかりと輝かせ続けてもらいたいと思います。このゆめの力をしている最中は本人もとても楽しそうにいきいきしながら話してくれました。本人が楽しそうに話しているかどうかは本当にその夢にわくわくしているかを図る重要な指標になります。
具体的には
- 姿勢が前のめりになる
- 声のトーンが高くなる
- 普段より口数が多くなる
などがあげられます。ぜひ参考にしてみてください。
一人でも多くの人がゆめのちからを実践できるようになり、自分自身のゆめだけではなく身近な人のゆめを輝かせ続ける存在になることを願っています。
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