T0008「テレビ局のADになって色々な人のサポートをすることで人に笑顔になってもらいたい。仕事をやりきった達成感をもって休日にディズニーやアニメを満喫したい」
"限りある人生を丁寧に生きる" 津田
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その人にしかないゆめのかたちは必ずある
これまでにも話しているように
ゆめ=職業
ではありません。
ゆめ=どのように生きていくか
という考え方をもつことが大切です。もちろん将来のことをなかなか想像できないという人もたくさんいるでしょう。
しかしゆめは今の自分と強くつながっているものです。
今好きなことだったり大切にしているものだったりそういったところから自分の生き方が作られていくものなのです。
そういった軸が定まってくれば自分のやっていきたいことに一番合う仕事は見つかっていくでしょう。自分が大切にしている軸が定まっている人は行動が一貫しています。
自分の軸を見つけていくために自分の価値観に触れていきましょう。
そうすれば自分のゆめのあり方が見えてくるはずです。
いつしか「年をとりたくない」ではなく「年を重ねることが楽しい」と感じることでしょう。
なぜならゆめは年を重ねていくたびによりクリアになりより輝きをましていくものだからです。
実践レポート
今回はたくさんのゆめをもっていてどこを目指していこうか悩んでいたクライアントの紹介です。クライアントの性格や大事にしている価値観からゆめを引き出していく事例を紹介します。
t:tsuda
c:cliant
クライアント情報
学年:高校1年生
性別:女性
実施場所:学習塾
実施タイミング:テストが終わって自習をしている時間
性格:いろいろと頼られることが多い生徒。後輩からの信頼も厚い。本人も周りの世話をすることが好き。性格は明るく人と話をすることが大好き。
ゆめを引き出しながら価値観を掘り下げていく
t「今は一番何をしていきたいかな?」
c「今声優もいいなと思っているしディズニーでも働いてみたいと思ってます」
t「どっちの方がやってみたいかな?」
c「声優はバイトしていかないと最初は厳しいだろうからディズニーかな。でもディズニーだと人前に立って何かするのはできるのかなとちょっと心配です。」
t「じゃあなぜディズニーで働いてみたいのかな?」
※それをやってみたい理由を問うことでその人の価値観を引き出す
c「なんでだろ?自分がディズニーに行って感じたのが人を笑顔にできる人になりたいと思ったからです。声優もそうで声だけで人を笑顔にできるのはすごいと思いました。やっぱり自分は人を笑顔にしたいんだと思います」
t「なるほど。すごく納得したよ。じゃあそういう視点で考えたときなにが一番してみたいのかな?」
c「そう考えるとわからなくなってきて。どの仕事も面白そうだなと思ってしまうんです」
その生徒に合いそうな仕事の提案をしていく
t「そうだよね。○○ちゃんの性格だったら周りのサポートをすることなんかも向いていると思うんだけど」
※その人の性格やこれまでの経験からゆめを考えさせていく
c「そうなんです。私は一番手じゃなくて二番手でサポートがしたいんです。これまでの文化祭なんかも私が前に出るのではなくてその人たちのサポートで仕切ることが多くて。修学旅行の日程を決めたり次何をするかを考えることがすごく好きです」
※表情や姿勢が変わってきたタイミングでいろいろ掘り下げていく。そこがその人の中で大切にしている価値観の部分になる。
t「すごくわかるよ。そういったところ得意だよね。例えばテレビ局のADなんかもそういったものに近いんじゃないかな?」
c「面白そう。(表情が一気に明るくなり声のトーンが高くなる)やっぱり私は二番手でサポートして仕事をやりきった時にありがとうと言われると最高です」
t「いいね。○○ちゃんのことだから後輩に頼られそう」
c「そうですか(うれしそうに)?でも私はスケジュールを考えたりそれで人がうまくいって喜んでくれるとすごく嬉しいです。一仕事終えたあとでゆっくりアニメを見るのも最高だと思います」
t「いいね。年に数回休暇をとってディズニーにも行かなきゃね」
c「音楽教室にも通いたいです。すごく楽しみになってきた」
t「じゃあその状態になったら何点くらいつくかな?」
c「それはもう満点になると思います」
ゆめの実現に向けての道筋を示す
t「いいね。じゃあ大学は京都の四年制大学に通わないとね」
c「いろいろやってみたいと思います」
t「テレビ局は倍率も高いからしっかりといろいろ企画する力も大切だよ」
c「いろいろ企画するのは好きです。大学でもいろいろなことしてみたいです」
t「それだったら…(大学生の活動を紹介する)」
c「面白そう。自分は国語も好きだし海外の人に日本のことを紹介してみたいです」
t「いいねそれなら国語と英語をしっかりと学んでいくといいね。それに受験で考えていくなら日本史かな。海外の人に日本の良さを紹介したいなら自国のことしっかりと学んでいかないと」
c「何か自分が得意な教科だし頑張れそうです」
セッションを通して
このクライアントは自分の大切にしていることや得意なこと、好きなことからゆめを考えていきました。
ゆめのちからを通して自分のゆめにイメージがわくかどうかということは非常に重要です。
イメージが強くなれば強くなるほどゆめに向けて行動する力は大きくなります。
イメージがわかない状態では何から手をつけて良いのかわからないでしょう。
頭で分かってはいても実感がなければ行動には移りません。
行動に移していくにはゆめをしっかりと輝かせてイメージを持つことです。
そしてそのイメージを常に考える時間を一日の中でもってもらいたいと思います。
そうしていくことで自分のゆめは日を重ねるごとに輝きを増しさらなるゆめにつながっていくことでしょう。
このクライアントとも将来仕事の楽しさについて話をしていくことになるでしょう。
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