T0044「お医者さんになってお母さんの病気を治したい。親においしいお弁当を買ってあげたい」
"限りある人生を丁寧に生きる" 津田
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心の底から暖かくなるようなゆめを描く
たくさんの人のゆめを聞いていて感じることがひとつあります
それは、
本当にやりたいと思っているときとそうでないときの差が大きい
ということです。
その人の表情、体の動き、目の動きなどから本当に微妙な差なのですが、あきらかな違いがあります。
もう少し分解してみると
心の底から湧いてきたゆめ
- 自分の言葉で語っている
- 過去の経験と結びついている
- 自分の大切にしている価値観に合っている
- 目的と目標がきちんと自分の中で腑に落ちている
そうしたほうがいいなと思っているゆめ
- 人の言葉で語っている、その人から生まれてきたゆめではない
- 未来と今が結びついていない
- 他者からの価値観で描いている
- 目標だけが先に来ている
どうでしょうか。
自分の心の底から湧いてきたゆめは不思議と人をひきつけます。
ぜひ、心の底から湧いてくるじんわりと心が暖かくなるようなゆめを見つけるために自分との対話を大切にしてください。
実践レポート
T:津田
C:クライエント
学年:小学4年生
性別:男子
場所:学習塾
ゆめを引き出す
T「最近将来やってみたいことは何かあるのかな?」
C「ん~お医者さんになりたい」
T「そうなんだね。いいね。なんでお医者さんになりたいの?」
※そう思うようになった理由を聞いていくことでその人の価値観を聞き出していく
C「自分のお母さんが原因不明の病気で頭痛がするからそれを直してあげたいんだ」
T「そうなんだ。お母さんは重たい病気なの?」
C「今は全然大丈夫だけど同じような人も直してあげたいなと思って」
T「そうなんだね。じゃあ将来そういった人たちにどんな気持ちになってもらいたいのかな?」
C「病気が治ってよかったなって思ってもらいたい」
T「優しいんだね。じゃあもしそういった原因不明の病気の人を直してあげて喜んでもらえたら、100点満点で何点くらいつくかな?どんなゆめでも叶えることができて理想の状態を100点としたら」
※ゆめを点数化していくことで理想の状態を把握していく
C「ん~80点くらい」
100点満点のゆめを描く
T「お~すごく高いね。じゃあもっと上げていこうと思ったら何ができたらいいかな?」
C「ん~(しばらく考えて)ちょっとわかんない」
T「じゃあお母さんにやってあげたいこととかは?」
C「お母さんの好きなものを買ってあげたい」
T「好きなもの。例えば?」
C「お母さんから揚げ弁当好きだからそれを買ってあげたい」
T「いいね。から揚げ弁当おいしいよね。じゃあそれができたら何点くらいに上がる」
C「それができたら100点になる(笑顔で)」
T「そうなんだね。ぜひ最高の唐揚げを買ってあげてね!」
セッションを通して
今回のセッションを通してクライエントの母親への深い愛情を感じることができました。形はいろいろですが、おそらくこのクライエントは人を大切にしながら働いていくことでしょう。
例え、ゆめの形が変わったとしてもそこの軸になる部分は変わらないことでしょう。
そういったゆめを描いていくことができればきっと誰かから決められたものではなく自分自身の人生を幸せに生きていくことができるでしょう。
命という残された時間を大切に自分らしい人生を送っていってほしいと思っています。
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