美容を通して内面と外面を磨くことでたくさんの人を笑顔にしたい。大人がワクワクすることで子どもたちに明るい未来を見せていきたい。

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"限りある人生を丁寧に生きる" 津田

ゆめのちからの発案者として、日々、実践と研鑚に励んでいる。ゆめは「子どもの幸福度を世界一にすること」。丁寧な毎日を送ることを大切にしている。

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京都で美容サロンをされている新宮麻美さん。美容の腕前はもちろんのこと施術をしない人ですら自然と集ってくるとても温かい美容サロンを運営されていらっしゃいます。もともと保育士から美容サロンのオーナーへの転職を通して感じていることやサロンの名前でもある『桜』に込められた思いにはいったいどのような思いがあるのでしょうか。お話を伺わせていただきました。

保育士時代に感じた理想とのギャップ

Q「美容をすることになったきっかけはどのようなものでしょうか?」

私はもともと保育士をしていました。物心ついたときから保育士になりたいと思っていたんです。そのあと10年間保育士をやっていたんですよ。

その中で「子どもたちの可能性を引き出す保育」をずっと意識してやってきました。子どもがやりたいということをとことん引き出す人になりたいなと。

その中で子どもの頃に描いていた理想と現実のギャップが大きいなということを感じてきました。それは子どもではなく大人の姿を見てそう感じました。

大人たちってもっときらきらしているのかな、人と人で支え合って生きているのかなと思っていたのですがそうではなかった。お金のために働く人や毎日疲れてしまっている人が多いなと思ったんです。もちろんお金のために働くことは全然いいのですがしんどそうだなと思いました。

自分の教えている子ともたちには自分のゆめをもったり支え合ったりとということが当たり前になってほしいという思いでやっていたんですよ。そして子どもたちはしっかりと成長してくれたし、それは私にとってもやりがいがありました。

そして卒園の時には「あ、この子達はもう大丈夫やと」と思いました。保育園を離れた時も困っていたら助けられるし安心できると思いました。

でもやはり周りの保護者さんや保育士さんを見たときにすごくギャップを感じたんです。子どもたちが成長していく中でぶつかってしまう。

それと保育園が幼保一元化で子供と向き合うというよりはカリキュラムなどを重視していくことになった時に自分のやりたい可能性を引き出すためにそれぞれに向き合う保育と国がやろうとしている保育がすごく違うというのがギャップになってやめようと思ったんです。

子どもと向き合って成長をみていきたいと思っていた時に挫折を味わったんです。子どもの時から描いていたゆめだったりとかこういう大人になりたいという思いっていうのがそこでなくなってしまったという思いになりました。

一度は人生を諦めようと思ったんです。

この世の中を諦めようと思った時にふと美容の仕事をしてみないかと誘われてそこでエステを始めたんです。どこかのタイミングで保育士には戻ろうと思ってはいたのでエステをできる保育士って面白そうだなと思って始めました。

そうして始めてみると、日常ですごく疲れてきた人が笑顔になってくれたり「家に帰って自分に贅沢をできたので子どもに優しくなれましたた」といった感想をもってくれたりしたときに「子どもの世界を変えるんじゃないんだな」と思いました。

まず私たちに身近な大人が変わることが大切なんだなと。子どもの頃ってゆめを当たり前に持っていると思うんです。でも大人になったら社会的にこういうものなんだといつの間にかゆめをもてなくなってしまうことが多い。

だからエステをすることによってそういう人たちが変わるのかもしれない。世の中も変わるのかもしれないという希望を持つことができました。だから今はこっちかなと思うようになりました。

目の前の女性や目の前の人に向き合って『自分に自信を持つ』とか『自分にOKを出せる』というかそういったことをしていきたい。自尊心をもった大人たちを増やしていきたいと思って美容の仕事にのめり込むようになりました。

親が変わることで子どもも変わっていく

Q「美容の仕事をどのような思いをもってされていますか?」

もともと保育士時代も子どもと一緒に前に進んでいきたいという思いが強かったので今は親も一緒に成長していくことができるようにしたいと思っています。

成長や可能性って無限だと思うんです。親を変えることで子どもたちのもつ思いを実現させてあげたいと思うんです。その人のやりたいことを全力で挑戦していってもらいたいです。

私は幼い頃に「家族に愛されていた、守られていた」という実感があるので自分の感情をそのままに生きていくことができました。だからこそやりたいことに全力で挑戦することができたんだと思います。親から言わせると一度も相談したことないやんと言われるんですけど、応援してくれて信頼してくれるだけでいいんだと思います。

私のここが素敵!!自分にOKを出せる人を増やしたい

Q「大事にしていることはなんですか?」

その人を肯定していくということを意識しています。ママ世代が多いのですが女性って自分よりも家庭や子どもを大事にしがちなので自分に意識を向けていくことが大事だと思っています。

だからこそ「○○さんにとってこういったことが大事ですよ」とか「ここが素敵ですよ」とか「こういうところを尊敬しています」ということを伝えることが大事。

保育士時代も思っていたんですけど、お母さんってすごすぎるんです。お母さんにとっては当たり前になりすぎて伝えても謙遜するんですけどそれってすごいことなんです。

自分の素敵なところを「私ここが素敵やねん」と自信をもって言えることってすごく大事にしています。

美容をする同僚からもとても不思議がられるんです。

美容って目の前の人の外見をきれいにすることが仕事なのですが、私は中身を重視しているんです。外見だけ綺麗になっても中身がくもっているとそれって伝わってしまうと思うんです。だから内面も外面もきれいにしていきたいんです。

でも私自身はどちらかというと自分にOKを出せないタイプなんです。もっとこうしたい、もっとああしたいと思うんです。こういった自分だからこそ私でもできるんだからちょっとやってみようかなと誰かに思ってもらえるのかなと思います。もともと美容とはかけ離れていて(笑)ぜんぜんメイクとかもしなかったですし。よく周りからはなんでその仕事を選んだのと聞かれます。

小学生の頃の文集と今のゆめがつながった

「Qどういったことをしていきたいですか?」

たくさんの笑顔を増やしていきたい。子どもを見るのはやっぱり大人たちじゃないですか。大人自身が「私って最高やねん!!」といえる状態を増やしていきたいなと思っています。

それは美容だけにこだわっているだけではなくてひとつのツールだと思っています。なんでもいいと思っていてその人の個人スタイルとかこれが強みだということを全力で応援したりとか、その人と一緒に頑張る、共に頑張る存在であり続けたいなと思っています。

実はそれが小学校のころに文集で書いていたんです。

それをこの間小学校の同窓会で担任の先生に話したら「あの頃から全然変わっていないな」って言われたんです。なんかゆめを諦めたこともあるんですけどやっぱり自分が小学校のころに思い描いていたことって日常の中で様々な葛藤があってそれらを乗り越えてきてきて戻ってきたのかもしれません。

職業はツールであって実現したい軸っていうのは変わらないなと思います。

子どもたちがわくわくするゆめをもって社会全体が明るくなる未来

「理想の状態はどういったものですか?」

美容でたくさんの人の内面と外面を磨くことができたらそれをどんどん広げていけたらと思います。今は身近なところからたくさんの人を笑顔にするということで活動をしていますが社会全体にも広がっていけたらと思っています。

今って子どもたちが堅い夢しかもてないような環境だと思うんです。保育士時代もそうでした。それがわくわくするゆめに変わっていくと社会は明るくなるしかないと思うのでそれを見てみたいですよね。

私がワクワクする状態は壁を乗り越える瞬間に立ち会うことです。

その人が一個ステージが上がる瞬間があるんですよ。

子どもにしろ大人にしろ。ここを乗り越えたという瞬間に自分が関われることが幸せですね。立てる瞬間とかしゃべれる瞬間とかなんでもいいのですがその瞬間に関われるというのが私のワクワクのポイントです。

大輪の花ではなく一つ一つの素敵な花の助け合いが感動を生む

「Qお店で大切にされていることはなんですか?」

私は桜が大好きです。

心理学で桜一つ一つは小さな花なんですが、その花がたくさん密集していくことで日本人は心が動くんです。ひとつの大きな力ではなくてひとりひとりの小さな花が助け合ってひとつの花として人に大きな感動を与えたり笑顔にしたりしてくれるんです。

そんな関係性を作っていきたい、大切にしていきたいと思っています。

ひとつの大輪の花を咲かせようとは思っていないですね。

心と体の肩の荷を下ろして日常に戻っていく

「Q施術中に心がけていることはありますか?」

美容の部分では来た時よりも美しくは意識しています。

その人の肌が整うまでは時間をかけてやってしまいます。そしてその人の肩の重荷を外して帰って行って欲しいなと思います。お客さんでたまに施術をしないで喋って帰っていく方もいらっしゃいます。私はそれでもいいと思っています。桜というサロンに来て笑顔で帰っていってもらえれば。

今、私のサロンには自然と人が集まってくるんです。集まってきた人がいつの間にか仲良くなって帰っていくこともあります。そういった人が集まる場所って子どもだけではなく大人も必要だと思うんです。

お酒などでストレスを発散するのもいいですが根本的な部分を外してあげないと解決しないので。

私はカウンセリングの話もしますね。保育士の頃に学んできた子育ての話などもします。いろいろな肩の荷を少しでも外してあげれればいいなと思っています。

十人十色。その人の良さを伸ばしていく。

「Q大切にしている価値観は?」

十人十色ですかね。その人その人で良さがあって抱えている悩みがある。

そこを受け止めてそのよさを最大限引き出す。保育士時代から人が困っているときは絶対に助けようと話してきました。

誰かが困っていたら自分の力を使って助けていって欲しいと思っています。

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